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RSS Vol.22 1年間の家計を振り返る!家計の決算書を作ろう

<<   作成日時 : 2011/12/12 17:32   >>

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家計の決算書で、家計をチェックして評価する


 2011年も残すところあとわずかですね。新しい手帳や家計簿を手にして、来年こそはと思いを新たにしている頃ではないでしょうか。

 2012年こそお金を貯めたい!そう思っているのなら、今からぜひやっておいてほしいことがあります。それは、家計の決算書作りです。ビジネスマンの皆さんなら、「PDCAサイクル」という言葉を聞いたことがある方も多いことでしょう。PDCAとは、PLAN(計画)→DO(実行)→CHECK(評価)→ACT(改善)を意味しています。せっかく家計簿をつけているのに、「つけっぱなしで集計をしていない」「何のためにつけているのかわからない」という方は、ぜひ、CHECK(評価)やACT(改善)まで実行して、家計データを来年に活かしていきましょう。

 では、どうやって家計を評価して改善に導くのか。それには、決算書作りが役に立ちます。企業では年度の終わりに1年間のお金の流れを整理する「決算」という作業をしますよね。
今回は、決算書のなかでも代表的な損益計算書と貸借対照表を参考に家計を診断していきます。

「損益計算書」でお金の流れをチェックする


 まずは1年間のお金の流れを見るための書類、「損益計算書」から見ていきましょう。
企業における損益計算書は、こんな感じです。

費用(支出)
4000
収益(収入)
5000
純利益(貯蓄)
1000


収益を収入、費用を支出、純利益を貯蓄と置き換えて、家計版にアレンジしてみました。
収入=支出+貯蓄となっているのを確認してくださいね。

家計の損益計算書(会社員Aさんの場合)
給与収入 560万円
  月収                    35万円 ×12ヵ月 420万円
  ボーナス   65万円 ×2回 130万円
投資による収入        10万円
その他         

支出 500万円
税金・社会保険料       100万円
口座引落/固定費   15万円 ×12ヵ月 180万円
  住居費 家賃、住宅ローン、管理費など      
  水道光熱費 電気、ガス、水道など      
  通信費 固定電話、携帯電話、プロバイダーなど      
  保険料 生命保険、損害保険、国民健康保険など      
  教育費 授業料、塾代、お月謝など      
  自動車費 駐車場代、カーローン、自動車保険など      
  その他        
日常生活費   10万円 ×12ヵ月 120万円
  食費 食材、カフェ代、ランチ代など      
  日用品費 ティッシュ、シャンプー、洗剤など      
  レジャー費 お小遣い、交通費、書籍代、映画代ほか      
  被服費 洋服、靴、カバン、美容院、化粧品代など      
  交際費 プレゼント代、手土産など      
  その他        
臨時支出       100万円
  住居費 住宅ローンボーナス払い、固定資産税など      
  保険料 国民健康保険、健康保険料の年払いなど      
  交際費 冠婚葬祭費、お中元お歳暮、年賀状など      
  レジャー費 帰省費用、旅行費用、遊園地など      
  自動車費 自動車ローン年払い、自動車保険など      
  子ども費 授業料、七五三、発表会費など      
  その他        

貯蓄(収入−支出)   70万円
  自動積立                   2万円 ×12カ月 24万円
  普通預金増       36万円
  証券口座増       10万円


 毎月の給料や、毎月の日常生活費は概算額を記入します。1ヵ月の金額を12倍して、1年間の金額を計算していきます。冠婚葬祭費など不定期のお金の出入りについては1年分の合計額をまとめて記入しましょう。

 記入する際には、預金通帳、給与明細、源泉徴収票、家計簿、クレジットカード利用明細、手帳やカレンダーなど予定表が参考になります。記入しやすいところから埋めていきましょう。

 最初に確認して欲しいのは、やはり1年間の貯蓄額です。家族構成や世帯収入によっても異なりますが、年収の15%を目安に貯めたいところです。実家暮らしのシングルや、お子さんのいない共働き家庭は年収の20%以上を目指しましょう。今年無駄遣いとなった費目を見つけ出し、節約できそうな金額はすかさず自動積立等で貯めていきましょう。

「貸借対照表」で資産の現状を知る


 1年間のお金の流れがわかったところで、次に家計の資産や負債に注目していきましょう。資産や負債のチェックに最適なのが、貸借対照表(バランスシート)です。決算日において会社にはいくらの資産があり、またどの程度の負債があるのかを示しています。

資産 4000 負債     2900
資本金(財産)1100


 これもまた、資本金を財産と置き換えて、家計版にアレンジしてみました。
左側の資産と、右側の負債+財産+損益の合計が等しくなっているのを確認してくださいね。

家計の貸借対照表(会社員Aさんの場合)
現金 100万円 カードローン未払い 10万円
預貯金 300万円 自動車ローン 50万円
金融商品(時価) 100万円 住宅ローン 3200万円
生命保険(解約返戻金) 100万円 負債合計 3260万円
自宅マンション(売却した場合) 3700万円 家族財産 1140万円
自動車(売却した場合) 100万円 その他  
その他      
資産合計 4400万円 財産合計 1140万円


 見本では、プラスの財産が1140万円ありますが、頭金をほとんど入れずに多額のローンを組んで住宅を購入した場合や、物件の価値が急落した場合などは、自宅の時価よりも住宅ローンの残債が上回ることもあります。

 同様に、株式や投資信託、外貨建て商品など金融商品を保有している場合には、価格が常に変動しています。こちらも買いっぱなしにするのではなく、定期的に時価をチェックしておきましょう。

 年末は家計を見直すよい機会です。家計の決算書を作って、1年間のお金の流れと資産の現在価値をチェックして、来年の貯まる家計づくりに役立てましょう。

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