大人のためのマネーレッスン

アクセスカウンタ

RSS Vol.07 かしこく使おう!子ども手当

<<   作成日時 : 2010/06/01 00:00   >>

トラックバック 0 / コメント 0


子ども手当の支給が、いよいよ6月1日からスタートしました。
子ども手当のスタートに伴って、児童手当や税制が見直されたため、単純に1万3000円トクと喜んでばかりはいられません。意外と管理がむずかしい、子ども手当のかしこい使い方についてもお話しします。


子ども手当のキホン


子ども手当は、「次代を担う子どもの育ちを社会全体で応援する」という観点でスタートした、民主党政権の目玉施策のひとつです。

具体的には、

 (1) 中学校卒業までの子ども1人につき
 (2) 月額1万3000円を
 (3) 年に3回(6月、10月、2月)
 (4) 父母等にまとめて支給する


という制度になっています。

月額1万3000円の子ども手当ですが、会社員のお給料のように、毎月支給されるものではなく、年に3回(6月、10月、2月)まとめて支給されることになっています。初回の6月は、4月分と5月分の2カ月分が、あらかじめ指定した口座に振り込まれます。

たとえば、中学卒業までの子どもが3人いる家庭の場合、

 ・2010年6月には、 1万3000円×2カ月分×3人=7万8000円
 ・2010年10月には、1万3000円×4ヵ月分×3人=15万6000円
 ・2011年2月には、 1万3000円×4ヵ月分×3人=15万6000円


が、親の口座に入金されます。

こうして計算してみると、子どもが大勢いる家庭では、まとまった金額になることがわかりますよね。

子ども手当は結局こうなった


子ども手当は導入までに紆余曲折があったため、結局どうなったのかよくわからないという声が少なくありません。もう一度、ポイントをおさらいしておきましょう。

◆2万6000円⇒1万3000円に


当初、子ども手当は子ども1人あたり月額2万6000円が支給される予定でした。 2万6000円は、子ども1人当たりにかかる食費と被服費から割り出された金額です。

ムダな事業をやめ、児童手当を廃止し、税制を改正するなどして浮いたお金を子ども手当に回す予定でしたが、1 年目は財源を確保するのが難しいということで、2010年度のみ半額の1万3000円となることに。2011年度以降、子ども手当がいくらになるのかはまだ決まっていません。

◆児童手当が廃止に


4月から制度がはじまった子ども手当と入れ替わりで、今まで子育て世帯に支給されていた児童手当が3月末に廃止されました。

児童手当は、0歳〜2歳の子と、第3子以降で3歳〜小学校卒業までの子には月額1万円、第1子・第2子で3歳〜小学校卒業までの子には月額5000円が支給されていました。ただし、児童手当には所得制限があったため、所得が一定以上ある家庭には支給されていませんでした。

◆所得制限はなし

子ども手当にも児童手当と同じように所得制限を設けたらどうか、と随分議論がされていましたが、結局「所得制限はなし」と決まりました。

中学卒業までの子を養育している家庭であれば、所得に関係なく一律に1万3000円が支給されます。

◆子ども手当をもらう親は増税に


今回、子ども手当のスタートとあわせて、15歳以下の子どもに対する扶養控除(38万円)が廃止されました。

子ども手当は、子ども1人につき年額15万6000円もらえますが、よろこんでばかりはいられません。15歳以下の子どもがいる親は、税金が高くなることも覚えておきましょう。

ちなみに、この4月から公立高校の授業料が無償化になり、私立高校の場合には授業料が減額されています。そこで、16歳以上19歳未満の子がいる家庭では、63万円あった特別扶養控除が、38万円に減額に。高校生を持つ親も、授業料は安くなりましたが、税負担が重くなっています。

では、子どものいない家庭の税金はどうなったのでしょうか?2009年の総選挙の段階では、専業主婦の妻などに対する配偶者控除・配偶者特別控除も廃止されると言われていました。しかし、子ども手当がない家庭にとっては単純に増税になってしまうことから、控除は継続されることとなりました。

子ども手当をどう使う?どう貯める?


続いて、子ども手当の使い方について考えてみましょう。

子どものために使うとなると、まず考えられるのが、習い事や塾代ですよね。文部科学省発表の「子どもの学習費調査 平成20年度」によると、塾や習い事にかける費用は、公立小学校に通う子の場合で月額1.8万円、公立中学校に通う子の場合で月額2.5万円となっています。

■子どもの塾や習い事にかける費用
 幼稚園小学校中学校高校
公立私立公立私立公立私立公立私立
1年間あたり8.314.42156.430.5291620
1か月あたり0.71.21.84.72.52.41.31.7


月額1万3000円の子ども手当だけではやや不足しますが、それでも子ども手当は、新たな習い事を始める良い機会になりそうですね。

習い事や塾のお月謝は、一般的に毎月払いですが、子ども手当は4カ月に1度まとめての入金です。うっかり生活費として使いこんでしまわないよう、子ども手当が入ったらすぐに、塾代としてとりわけておきましょう。

塾代を目的とした口座に子ども手当が振り込まれるようにして、塾代を引き落とすと、お金の流れがスッキリします。

続いて、考えられるのが、将来の教育費用の預金です。こちらも生活費とは別の口座に取り分けておき、ボーナスキャンペーンなどのタイミングで金利の高い預け先に預け替えるといいでしょう。

将来の教育費づくりとしては、保険の活用もおススメ。学資保険という名称にこだわらずに比較してみると、学資の準備に使える保険がいろいろあります。

ただし、保険は数年で中途解約すると元本割れになる可能性が高いもの。万が一、数年以内に子ども手当がストップしても、最後まで自分で払い続けられるかどうかが、重要になるでしょう。

テーマ

月別リンク