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RSS Vol.13 妻が103万円以上稼ぐと損なのか?

<<   作成日時 : 2010/12/28 14:40   >>

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Q:子どもにお金がかかるようになり、妻がパートで働きはじめました。扶養の範囲内で働くつもりでしたが、年収103万円を超えてしまうかもしれません。妻が103万円以上働くと、私の収入にはどんな影響があるのでしょうか?

A:奥さまの年収と、ご主人の手取りの関係についてのご質問ですね。この時期、年収が103万円を超えないかドキドキしている方は、他にも大勢いるかもしれませんね。税金等で損をしないための奥さまの働き方を見ていきましょう。


妻や子どもを扶養していると税金が安くなる


最初に、扶養家族について整理していきましょう。会社員の方はちょうど年末調整の時期だと思いますが、年末調整の書類には扶養家族を記入する欄がありますよね。

配偶者を扶養している場合には38万円の配偶者控除、子どもを扶養していると一人につき38万円(16以上23歳未満の場合には63万円)の扶養控除が受けられます。そのため、養う家族が多いほど所得税が安くなる仕組みです。所得税だけでなく住民税にも同様の制度があります(控除額は異なります)。

ちなみに子ども手当の影響で、2011年からは0〜15歳に対する扶養控除がなくなり、16以上23歳未満の控除額も減少します。お子さんがいる方は税金が少しだけ高くなるので注意してくださいね。

さて、話を戻します。ご主人の所得税率が20%の場合、年収103万円以下の奥さまを扶養していると、7万6000円(38万円×20%)税金が安くなります。奥さまの年収が103万円を超えると、ご主人は配偶者控除を受けられなくなりますが、代わりに103万円から141万円までは配偶者特別控除が受けられます。こちらは段階的に控除額が少なくなっていきます。

年収103万円を超えた妻の手取り


奥さまがパートで働いている場合、奥さまの年収が103万円(給与所得控除65万円+基礎控除38万円)以下だと、所得税の対象になる所得が0円とみなされるため奥さまには所得税がかかりません。年収が100万円未満なら、住民税もかかりません。

では、103万円を超えたらどうなるのでしょうか?奥さまが仮に120万円稼いだ場合、払う所得税は8500円(120万円から103万円を差し引いた17万円に対して5%の税率がかかる)。意外とわずかなんですよ。

年収130万円超えは要注意


年収103万円よりも意外と影響が大きいのが「年収130万円」です。奥さまの年収が130万円以上になると、奥さま自身に社会保険料の支払いが必要になります。いま第3号被保険者として免除されている「国民年金」や「健康保険」についても奥さまが自分名義で加入しなくてはなりません。

いままで無かったこうした出費が必要になるので、年収が130 万円以上になると一時的に手取りが大きく減ってしまいます。ただし、年収160万円を超えれば社会保険料や税金等をふまえても稼げば稼いだほど手取りは多くなります。130万円を超えそうなときは、その先の大きな収入アップを目指したいものですね。

会社の手当ても要チェック


ご主人の手取りへの影響を考えるときに、最初にチェックしてほしいのが会社で独自に行っている配偶者手当、家族手当です。奥さまを扶養することで会社から何かしらの手当てが出ている方は、最初にその基準を確認しましょう。もし、配偶者手当を毎月2万円もらっていたとしたら、基準額を超えた途端に、年間24万円(2万円×12ヵ月)がもらえなくなるのですから、影響は大きいですよね。

配偶者手当等の対象となる奥さまの年収を、所得税がかかり始める103万円以下としている会社と、社会保険の基準130万円以下としている会社があります。配偶者手当等がない場合や、年収130万円を手当の基準としている場合には、奥さまが年収103万円を超えたとしても手取りへの影響はわずかですから、それほど気にすることはありませんよ。

<まとめ>
□配偶者手当がある方は支払い基準をチェックしましょう
□配偶者手当がない方は130万円の壁に注意しましょう
□奥さまの年収が130万円超なら、160万円を超えてどんどん稼いでもらいましょう

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