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RSS Vol.09 円高を活かす!外貨投資はじめの一歩

<<   作成日時 : 2010/08/01 00:00   >>

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8月11日、円相場が1ドル=84円台まで上昇し、15年ぶりの高値水準を記録しました。この円高をきっかけに、外貨投資をはじめようと思ったら、なにから始めるといいのでしょうか?外貨建て金融商品の特徴や外貨建て投資の注意点を学んでおきましょう。


外貨預金と外貨MMFはどう違う?


外貨投資の入門編として最初に始める人が多いのは、外貨定期預金です。外貨定期預金は、定期預金の外貨版。都市銀行などいつもの銀行で始められること、国内の預金に比べて比較的高金利なこと、外貨ベースで元本が確保されていること、満期時の受取額が最初に決まっていることなど、始めやすさやわかりやすさで初心者に人気があります。

一方、外貨MMF(マネー・マーケット・ファンド)は、証券会社で購入する外貨建ての投資信託の一種。ごく一部の銀行で取り扱いがありますが、一般的には証券会社で購入します。投資信託の一種なので、あらかじめ受取額が決まっているわけではありません。

しかし、外貨MMFにもいいところがたくさんあります。外貨MMFは、いつでも自由に売買できるので、為替の値動きを見ながらちょこちょこ売買しやすくなっています。さらに、為替手数料が片道0.25円程度とわずかなので、手数料がそれほど負担になりません。さらに、外貨MMFで運用した場合には、為替差益に税金がかかりません。外貨預金の為替差益には20%税金がかかることを思うと、これも大きなメリットでしょう。

為替差益を狙うなら、外貨MMFがおススメ


これまでの内容をまとめてみると、図1のようになります。外貨預金と外貨MMFは、一見とても似ていますが、なにを目的に運用するかによって上手に使い分けるといいですよ。

図1.外貨預金と外貨MMFの比較

外貨定期預金外貨MMF
窓口銀行証券会社
為替リスクありあり
為替手数料片道1円前後片道0.25円前後
換金原則満期時のみいつでもできる
為替差益への税金税率20%非課税

外貨預金は、海外の高金利でじっくり運用したいときに向いています。金利が高い時に預け入れれば外貨ベースでは確実にお金が増やすことができ、満期まで引き出さないなら為替手数料の高さもそれほど気にならないですよね。

一方の外貨MMFは、為替差益をちょこちょこ稼ぎたい人に向いています。元手がたとえわずかでも、日々のこまかな為替の値動きを見ながら売買を繰り返していけば、為替差益をコツコツと積み上げていくことができます。

いまは、欧米もあまり景気が良くないので、外貨預金の金利がとても下がってきています。そのため、以前に比べて外貨預金は魅力薄。いまの円高相場を利用して、為替差益を目的に投資するなら、外貨MMFが向いていますよ。

外国債券や外国株を買いなおす方法も


外貨MMFでの運用になれたら、少し上級編の外国債券や外国株にもチャレンジしてみましょう。外国債券と、外国株の特徴は図2のとおり。国内の債券や株と比べると情報料が少ないので、納得のいくものを選ぶにはどうしても時間がかかります。いつでも買いたいものが手に入るとも限らないので、買いたい商品が見つかって実際に買えるチャンスがやってきたときには、円高のタイミングを逃していた……なんていくことも少なくありません。

図2.外国債券と外国株の特徴
外国債券外国株
メリット

■定期的に利息が受け取れる

■途中売買では値上がり益が得られることも

■日本にはない高利回り債に投資できる

■値上がり益に期待できる

■配当金が受け取れる

■国際的な企業に投資できる

デメリット

■情報量が少ない

■為替差損をこうむる可能性がある

■発行元の信用度がわかりにくい

■情報量が少ない

■為替差損をこうむる可能性がある

■株価下落のリスクがある

■発行元の信用度がわかりにくい



そんなことを避けるためにも、外貨MMFを円高のタイミングで購入しておきましょう。外国債券や外国株は、外貨MMFで買うことができます。手持ちの外貨MMFで外貨建て商品の決済をするなら、たとえその時に円安に振れていたとしても為替のことを機にする必要はありません。これならスマートに、一歩進んだ外貨投資にもチャレンジできそうですね。

15年ぶりの円高相場。今後もじわじわと円高に進む可能性もありますが、政治の力が働いて突然円安に反転する可能性も秘めています。底値買いを狙うのは、誰にとっても難しいもの。今後も多少の為替変動を繰り返すと予測して、売買のしやすい外貨MMFをちょこちょこ買い増していきながら、外貨投資になれてみてはいかがでしょうか?

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